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🔗積極的分離レベル3:自発的多元的分離
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🔗DwG-1-25:S-TPDからみた積極的分離レベル3・4・5

概要

ルートヴィヒ・ヨーゼフ・ヨーハン・ウィトゲンシュタイン(独: Ludwig Josef Johann Wittgenstein、1889年4月26日 - 1951年4月29日)は、オーストリア・ウィーン出身の哲学者。イギリス・ケンブリッジ大学教授となり、イギリス国籍を得た。以後の言語哲学、分析哲学、科学哲学に強い影響を与えた。

ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン - Wikipediaより引用

筆者の見解

S-TPDとの関係

  • 『論理哲学論考』における一文「語りえぬものについては、沈黙しなければならない」について、🔗構造的積極的分離理論の視点から次のような解釈を考えました。

    • 「何かを語る」とは、「その何かに相当する前提を採用した上で、何かしらの帰結を導く」ことであると仮定します。この仮定の下で、「語りえぬもの」とは、「何の帰結も導くことができないもの」と定義できます。前提集合が空である場合や、🔗Metamath束の最大元にいる場合、言わば「絶対的真理」のみを前提とした場合は、何の帰結を導くこともできません。したがって、「語りえぬもの」とは、「絶対的真理」のことではないかと考えます。

    • 「論理的に語れるもの全部からなる集合」は、「Metamath束におけるM()」と等しいと考えます。「語りえぬものについては、沈黙しなければならない」とは、「M()に属さないものについては、論理的に語ることができず、それゆえ私はこれらを論理的に語らない」という決意表明だと解釈することができます。

    • ウィトゲンシュタインは、『論理哲学論考』を書き終えた時点で、「哲学の問題は全て解決された」と考えたそうです。(ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン - Wikipedia #小学校教師としてより引用)これは、実際に哲学の問題が全て解決したと考えるよりも、彼が論理哲学を突き詰めた結果、積極的分離レベル3:自発的多元的分離の極致に至り、「その時点での精神構造において何も語れることがなくなった」ことを「語りえることはおよそ語り尽くした」と解釈したと推測する方が妥当だと考えます。「語りえぬものについては、沈黙しなければならない」とは、レベル3の極致に至った彼が、「語れるものは語り尽くしたから、これからは非自明な信念を選び取り、その信念を基に行動を起こすフェーズだ」と、積極的分離レベル4:指向的多元的分離への人生の移行を宣言した文だと考えることもできます。